私は戦う。主人公レイラがヒジャブを取り払って立ち上がるー。『TATAMI』感動の本編映像が解禁!

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3月5日(水)

日本公開を迎えて大反響を巻き起こしている実話をベースにした社会派ドラマ『TATAMI』より本編映像が解禁となった。

映画史上初めてイスラエル人とイラン人が協働し、アスリートたちの不屈の“戦い”を描いた本作。待望の日本公開を迎え、各映画レビューサイトでは、Filmarks ★4.1 初日満足度ランキング3位、Yahoo!映画検索★4.8、映画.com★3.8(3/3(月)時点)を獲得。SNSでは「震えた。あまりの緊迫感に呼吸を忘れそうになるほど」、「全身が凍りつく恐ろしい瞬間と全身の血が沸き立つ熱い瞬間が次々と訪れる傑作」、「勝利への執念と政治からの抑圧を見事に描いた素晴らしい作品」と、国家から棄権を命じられ、人生最大の決断を迫られる柔道家レイラ・ホセイニと監督マルヤム・ガンバリの葛藤を描く、実話を基にした緊迫のストーリーに驚きと感動の声が続出。「モノクロ画像は『レイジング・ブル』オマージュだそうだが、問題を普遍化させることに成功している」と、現代を舞台にしながらあえてモノクロを選んだ演出を称える声も。さらに、「迫力ある試合シーンにヒジャブを脱いだ決意時の美しさが印象的」「経験者から観ても凄い!未経験から稽古し黒帯級!」と、主演のアリエンヌ・マンディが数カ月に及ぶトレーニングの末で自ら挑んだ柔道シーンの迫力を称える声、「ハラハラするし本当に辛いけど勇気をもらえる」「間に挟まれて苦悩する、監督の決断に感動」と主人公たちの戦う姿に勇気をもらったと絶賛する声が溢れている。


映像は、トーナメント形式の大会で試合が続き、消耗しているレイラ(アリエンヌ・マンディ)がそれでも前へ進む姿を背後からとらえる。相手と組み合った彼女は慎重に間合いを探り相手を倒すが、審判から「待て」の声がかかる。一瞬の隙も見せられない試合を続けるレイラを、会場の扉の外から監督のマルヤム(ザーラ・アミール)が心配げに見つめている。既にレイラは息も絶え絶え、対戦相手を見つめる視点もぼやけている。転びかけてなんとか踏ん張るものの、息を吸うのもやっとの苦しい状態に追い込まれている。

『TATAMI』本編映像

呼吸を整えようともがいているレイラの苦闘、その姿をじっと見つめていたマルヤムは、いたたまれなくなって試合場に足を踏み入れる。「レイラ、私よ。私が付いてる」と叫ぶと、自分の席(監督席)から「しっかりして!試合に戻りなさい」とエールを送る。


観客席にはふたりを監視する国の工作員の姿がよぎり、「どうした」とドクターが声をかける。息が詰まりそうなレイラは、自身のアイデンティティの象徴であるヒシャブを取り払う。彼女の額には、鏡に頭を打ち付けた時にできた苦悩の傷からの血が滲む。世界柔道協会(WJA)のステイシー・トラヴィス(ジェイミー・レイ・ニューマン)も駆けつけ「無理なら続けなくていい」と言葉をかける。その時、孤独な戦いを続けるレイラへの励ましの拍手が沸き起こっていた。

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