『エルヴィス』(22)、『デューン 砂の惑星 PART2』(24)などのオースティン・バトラーと、『最後の決闘裁判』(21)のジョディ・カマー、そして『マッドマックス 怒りのデスロード』(15)、『ヴェノム』シリーズで知られるトム・ハーディら、ハリウッドの豪華スター陣が初共演を果たし、『テイク・シェルター』(11)、『ラビング 愛という名前のふたり』(16)のジェフ・ニコルズが監督・脚本を務めた『ザ・バイクライダーズ』。
解禁されたシーン写真は6点。バイクを愛するアウトロー集団“ヴァンダルズ“のカリスマ的トップであるジョニーと、ジョニーの魅力に惹かれ、群れを嫌いながらも“ヴァンダルズの一員として<全てを捧げる>ベニー。荒くれ者たちが2人だけの時間の時に見せるリラックスした表情が<孤高のトップと側近>という関係を超えた熱い友情を感じさせるカット、そのほか、仲間とともにただひたすら疾走することに熱中する“ヴァンダルズ“のメンバーを捉えたカットとなっている。
本作を手掛けたジェフ・ニコルズ監督は、『ザ・バイクライダーズ』は「私たちのアイデンティティの探求を描いている」と言う。「アメリカ的な、男性的なアイデンティティを描いているのだが、そのような観点で考えるだけでは、もっと大きなアイデアを見逃してしまう」「私たちは皆、自分自身のアイデンティティを見つけ、築こうと必死になっている。これは今、私たちの社会に働いている最も大きな原動力のひとつだと思う」と述べ、「人々はもはや、単に仕事や出身大学で自分自身を定義することはない。性別、人種、文化、歴史に目を向けることで、より深く、より意味のあるアイデンティティを見出そうとしているのだ」「ユニークなアイデンティティを求めるあまり、私たちはしばしば自分自身を定義する手助けをしてくれる集団に目を向けるということだ」と述懐。そして「所属したいと思うのは人間の本性だが、所属するグループがユニークであればあるほど、その思いはさらに強くなる」「より特殊なグループであればあるほど、アイデンティティはより明確になる。ある場合には、これは私たちの人生にとって素晴らしく力強いものとなるが、一方で、ひどく破壊的な場合もある。『ザ・バイクライダーズ』はその両方を象徴している」と本作への想いを語っている。
11月29日(金)TOHOシネマズ シャンテ、ホワイトシネクイント他全国ロードショー